家族連絡会へ

日比谷線 広尾駅の階段を上り地上へ。ここに来るのは帰国オリエンテーション以来だ。今日は留守家族連絡会がJICA広尾で開催される。エクアドルOBとして派遣中隊員の家族と話をするのだ。話をするとは言っても公演ではなく卓を囲んで雑談するのである。

 工事中で埃っぽい旧広尾訓練所に入りOB控室に通される。まずびっくりしたのはかなり年配の人がいた事だ。最初は人が集まらなくて帰国して何十年も経った人が呼ばれたのかと思っていたがシニアボランティアの経験者とすぐに気付いた。

 資料をもらい、唐突にベネズエラの留守家族も頼むと言わた。頼まれても何もわからないと伝えたがそれでも良いって。。。事前に言ってくれれば同期ベネズエラ隊員に色々聞いて準備したのにな。

懇談会会場 少し経つとJOCAの職員から説明が始まる。隊員OBに期待しているのは質問に答えること、現地の状況を留守家族に伝えることらしい。約一時間半の予定だがそれより早く終わったら帰って構わないそうだ。

 同期隊員が二人いたので少し立話をして終了後、茶を飲みに行く約束をして決められた部屋へ行く。廊下で他のOBは立ち話をしていたが知らない人ばかりだったので部屋で椅子を並べたりコーヒーを飲んだりして時間を潰す。就職カウンセラーや隊員OBの公演に時間がかかったらしく予定よりも15分遅れて始まった。

JICA広尾ロビー 私が担当したのはベネズエラ隊員のお母さんと奥さん。エクアドル隊員のお父さん。予想通りベネズエラの事はわからず一般的なことだけ話して一時間ほどで終わった。最後に話を聞いて安心したと言ってもらえたが納得いかなかった。自分の任国以外の話しろって無理な話だっちゅうねん。

 終了後、同期隊員と話す。一人はNGOでインターンをしていて九月からアメリカの大学院に二年間留学する予定。もう一人は国際協力の道を続けるそうで三月から一般短期隊員としてアフリカへ三ヶ月間行くそうだ。おいらは日本で生きていくのを決めたので、二人とは道は違ってしまったけれど頑張ってもらいたいもんです。

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