デポルティーボ・クエンカ優勝

選手バス私の住むクエンカ市のサッカーチーム デポルティーボ クエンカが2004年12月8日残り2節を残し優勝を決定した。チーム創立33年にして初優勝。(1975,76年に準優勝) 28年ぶり3度目のコパ・リベルタドーレスの出場も決まった。

※コパ・リベルタドーレス・・・南米クラブNo.1を決める大会。優勝クラブは年末に東京で実施されるトヨタカップに南米代表として出場できる。でも2004年でトヨタカップって最後なんだよね。

レミヒオ通りこの日、クエンカが勝って2位のチームが負け3位のチームが負けるか引き分ければ優勝が決まる予定だった。前節2位バルセロナとの直接対決に敗れ勢いが削がれたかと心配したがデーゲームでクエンカがアウカスに勝利し2位のバルセロナがオルメドに敗れた。ナイトゲームで3位のリガ・デ・キトが勝たなければクエンカの優勝が決まる。

キトでリガ・デ・キトとエル・ナショナルの試合が始まったのは18:00。前半は0-0で終了。後半20分を過ぎた頃にナショナルの選手の放ったふわっとしたボールがゴールネットを揺らす。クエンカの興奮が高まる。その後、リガ・デ・キトも再三チャンスを作るが得点できず。クエンカの優勝が決定した。

スタジアム内その時、私がいたのはクエンカ南部のレミヒオ・クレスポ通り。ここは若者が集まる場所でクエンカの赤いレプリカTシャツを着た人々が車に向かってクエンカがチャンピオンだと騒ぎ始めた。徐行運転でクラクションを鳴らしながら走る車も多数。その為酷い渋滞が発生した。優勝決定の瞬間、選手たちはサッカースタジアムにいたようだ。サポーターも終結して共に祝ったらしい。

選手が帰った後にスタジアムへ行った。グラウンドが開放されていてサポーターが旗を持って走り回っている。芝の上で立ち小便している奴もいたなぁ。(笑) メインスタンドにも人が入りワーワー騒いでいた。

南米なのでお祭りに乗じた暴動が起きてもおかしくないと思っていたのだが事件は発生しなかった。クエンカは金持ちの町だけあって大人しいのだろうか。ま、変な事に巻き込まれるよりはそっちの方が良いけどね。

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