クエンカ対ボカ

2005年2月17日の21:00より南米クラブ選手権「Copa Libertadores」のデポルティーボクエンカ対ボカ・ジュニアーズ戦がクエンカで実施された。

クエンカは第8グループに入り前述のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)、クリスタル(ペルー)、パチュカ(メキシコ)とホームアンドアウェイでリーグ戦を行う。上位1チームが決勝トーナメントに進める。

ボカと言えば以前、日本代表FW 高原が所属して芽が出なかった所として記憶している人がいるかもしれない。 アルゼンチンを代表する強豪クラブだ。片やクエンカは昨年国内リーグで優勝したと言っても海外での実績が・・・

チケット友人からチケットを取ってもらった。普段は自由席5ドルなのにこのゲームに限り20ドル!? しかもそのチケット・・・ボカのチーム名を間違えてます。
正:BOCA JUNIORS → 誤:aOCA JUNIOR (右写真参照)

下馬評はボカ有利。しかし、標高2600メートルあるのでクエンカにもチャンスはある。 それを期待してか入場券が普段の倍以上するにも関わらずスタジアム内は赤いレプリカを来たクエンカサポーターで充満していた。 私が入場したのが試合開始約1時間15分前だったが良い場所は既に取られ、ゴール裏の試合を見にくい席しか残っていなかった。

この日はいつになく警備が厳重でスタジアムのに面する道には警官がバリケードを作り チケットを持っていないとスタジアムに近づけないようになっていた。 そして入場後にいつもはない荷物検査をして缶、瓶を強制回収していた。 私の友人がビールを持って入ったら取り上げられてしまい抗議したが返してもらえなかった。 日本みたいに紙コップに注いでくれたら良かったのにな。

試合結果予定時間を約10分遅れて主審のホイッスルが鳴る。 序盤は様子を見ていたボカだったが時間が経つにつれ激しい攻撃を仕掛けてくる。 パスの精度が高く見惚れるほど繋がる。クエンカの選手がバカみたいに抜かれていた。 ヤバいと思ったのかピンチごとにクエンカの選手は全員で守備。 唯一の得点チャンスを作れるカウンター、しなくていいんですか?(爆)

後半になってもボカの選手は運動量が鈍らず万事休す。 ホームのクエンカも引き分け狙いがやっと。0対0のまま90分終了。 格の違いがわかる試合だった。

20ドルといつもより高価だったがCopa Libertadoresを生で見られて良い記念になった。 今年の年末はどのチームが日本に来るのだろうか。

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