同期を見送る

14-3同期隊員 二〇〇五年四月四日(月)午前四時、携帯電話の着信音が隊員連絡所に響いた。調整員が私の同期を迎えに来たのだ。三人が荷物を降ろすを他の隊員と手伝いエレベータで下へ。調整員と現地職員が事務所の車で待っていた。

 同期三人と迎えの車に乗り込み空港へ向かう。途中の道で二年前キトに着いたときも空が暗くてオレンジ色の街灯が光っていたのを思い出した。エクアドルでそれぞれ違う二年間を過ごしそんなに連絡は取っていなかったけれど来た日と帰る日は一緒。おいらはあと数時間残るけれど空港へ向かう車にも四人一緒に乗っている。同期ってのはそういうもんなんだな。

 見送りに来た十人強の後輩隊員に挨拶をして三人の仲間はチェックインカウンターへ消えた。また日本で会おうな!

 俺がキトの空港を飛び立つまで・・・あと17時間。
さて、何をしようか。

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