安全対策セミナー

キト旧市街5/21に首都のキトで日本からいらっしゃったJICAの安全対策担当者主催のセミナーがあった。 このセミナーがあると知らされたのはわずか2週間前。こっちは日本式に仕事しているんだからもっと早く知らせてくれよと思ったが 配属先の都合により講義開始が一週間遅れたので文句を言わず参加。

セミナーは午後2時半より開始。交通機関の問題で2人遅れてきたが隊員全員が集まった。講師は駒ヶ根訓練所でも話を聞いた警視庁OBの安全対策担当の人。小柄で眼鏡をかけている。66歳とおっしゃっていたが快活に話すのでもう少し若そうな印象を受ける。

内容はエクアドルの犯罪事情や住居の安全対策などの説明であった。資料によると

 ・エクアドルは毎年JICA関係者の犯罪被害発生率が全世界で15位以内に入る。
 ・中南米の国だけでは被害発生数平成14年度2位、平成15年度5位。
 ・被害は屋外被害が殆ど。路上強盗やすりの被害が多い。
 ・強盗被害は夜間が多い。拳銃強盗も数件あった。
 ・すり被害はバス内での発生率が高い。

特にエクアドルでは被害者の不注意が引き起こした事件が他国と比べて多いらしく綱紀粛正のためにわざわざいらっしゃったとか・・・ 情けない話です。(エクアドルに住むJICA関係者の77%の犯罪被害が不注意によるものらしい。確か世界平均は50%強だったかな。) 

またセミナーの始まる前に風疹の予防接種を受けた。現在、エクアドルで流行しているそうで児童から39歳までのエクアドル人は義務化されている。子供の頃罹ったので必要ないのだが予防接種を受けてもらう証明書が無いと不都合が発生する事があるというので仕方ないので受けた。その日の夜、少し下痢をしたが翌日には治ったのでOKっしょ。

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