クエンカにミスユニバース

行進の様子 (インカっぽい行列)2004年5月16日。私の住むクエンカへミスユニバースの候補者73名が訪れた。何人かの候補者は高山病などの理由で来られなかったらしい。(首都のキトは標高2800メートル。) もしボリビアでミスユニバースやるとしたら殆どの候補者は倒れるな・・・(ボリビアのラパスは標高約4000メートル)

クエンカでは通りを行進する予定になっていた。私は早めに場所を取ろうと思い開始時刻の1時間半前に到着。既に警察官が通りにずらっと並んでいる。そしていつも時間にルーズなエクアドル人が私より先に待っている。

行進の様子 (候補者達)開始予定時間の9:30。人はかなり増えた。しかし、まだ始まらない。10分、20分、30分待っても来ない。エクアドルでは当たり前。警備の警察官がだれて持ち場を離れておしゃべりを始める。1時間経っても来ない。エクアドルだと1時間遅れが普通なんだけどな。更に30分待ち、やっと候補者が大型バスに乗って到着。結局、始まったのは予定より1時間40分遅れた11:10から。行列には候補者やダンサー、音楽隊などが混ざっていた。行列の先頭から最後が私の前を通り過ぎるまで約20分間。写真を撮ろうと待ち構えていたが場所が悪く殆ど撮れなかった・・・待ち時間3時間強。踏んだり蹴ったり。他のJOCVはうまく撮れていた人もいるので非常に悔しい。

待っている間に遅れた理由を考えた。
 1.エクアドル時間
 2.候補者のわがまま。

ミスユニバース2003 アメリア・ベガ前者は時間にルーズな悪いエクアドル文化が影響しているんじゃないか。 後者は今日は化粧の乗りが悪いから行きたくない。服が決まらないから出発遅らせてなど。候補者が言いたい放題なんじゃないのか。途上国の代表はお嬢様が多くしかも美人。わがままにならない方がおかしい。

翌日の新聞には天気が悪くて飛行機が飛べなかったと書いてあった。言い訳の上手なエクアドル文化を考えてこれもそうかなと思う私はひねくれ過ぎですか?でも遅れた理由が私の考えたとおりだったら発表できないもんね。

行進の後は候補者たちは昼食会へ行ったそうだ。100ドル払えば私も入ることができたのだがこの国で100ドルは大きい。(労働者の平均給与が200ドル程度) なので私は行かなかった。また、協力隊員の中には100ドル以上払ってキトで行われる本大会や候補者の出るファッションショーを見に行った人もいるそうだ。すごいやる気だね。

表紙へ/任地にて(エクアドル)雑記一覧へ