アテネオリンピック

2004年夏。アテネオリンピックが開催されたのはご存知の通り。エクアドルも射撃、ボクシング、柔道、水泳、テニス、重量挙げ、陸上競技(マラソン・競歩・800M・110Mハードル)で合計17名の選手をアテネへ送った。

期待の選手は競歩のジェフェルソン・ペレスと重量挙げ105K級のロシアから帰化したボリス・ブローヴの二人。特にジェフェルソンはアトランタオリンピックの金メダリストで未だ世界トップレベルで戦えるアスリートである。ちなみに過去エクアドルが獲得したメダルはこの金メダルだけである。

結果は20km競歩でジェフェルソンが4位になったのが最高で他の選手は・・・スポーツもまだまだ発展途上という事か。

アテネ期間中は最初の数日を除いてほとんどブラジルへ行っていたのだが友人の話によるとエクアドルではテレビも新聞もほとんどオリンピックの話題を取り上げなかったそうだ。リアルタイムで放送されたのは競歩だけらしい。高い放映権料の割には皆の関心が薄いから仕方ないのかね。

エクアドルの競技者にとってもトップレベルの競技を見る事によって得る物もあると思うんだが。。。本当に放映権料が原因だったらオリンピックの商業化の弊害だね。近代オリンピックの創始者グーベルタン男爵は何とぼやくのか・・・

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