2005年を振り返って

 二年間過ごしたエクアドルから帰国し、ひと休みしてから出発前と同じくコンピュータ技術者として仕事を始めた。そんな2005年を振り返ってみたい。

<エクアドル生活>
職場で使っていた机 結局今年は講義を担当せずに終わった。昨年末まで使用していたマニュアルを改訂しカウンタパートに託して二月末で仕事が完了。それと時期を同じくして手塩にかけた機関紙が完成。その後はエクアドル国内を旅した。印象的だったのは多種多様な動物がいたガラパゴス、環境破壊著しいサンガイ国立公園、標高5000メートルまで上ったチンボラソ山だ。

 エクアドル出国前にみんなが開いてくれたお別れ会も印象に残る。良いこと悪いこと色々あったけれど良い経験だった。またエクアドルを訪れるかはわからないけれど・・・

<引きこもり生活>
地球博 出国後、チリを旅してから帰国しJICAのオリエンテーションを受講。その後、失業保険をもらいながら約三ヶ月間引きこもり生活を送る。仕事を始める前に地球博に行ったけれどもっと旅しておけば良かったなぁ。

<仕事>
 日本で適応できるかわからなかったのと、コンピュータ業界で長く仕事をできるのか疑問だったので正社員にならず契約で働くことに決め六月末にコンピュータ業界で職探しを始めた。ハローワークで四社適当に見繕って候補を決めそのうち一社と契約。

職場の近く 派遣先の面談時に二重三重派遣と呼ばれるIT業界の暗部を体験し驚くも、七月末から仕事を始めた。残業が少なく自分が経験したことのない仕事もできて良かったのだけれど十二月で契約を終了。一月から契約と場所を変え心機一転仕事を始める。

 ちなみに現在の職業は自由業。個人事業主だから帳簿をつけて確定申告しなきゃいけないんだけれど皆おいらをサラリーマンだと思っている。

<帰国隊員として>
 小学校や公共施設で講演してほしいと言われる帰国隊員もいるのだけれどそんな話はなし。JICAから専門家やりませんかと誘われる帰国隊員もいるのだけれどそんな話もなし。帰国隊員として国際協力に携ったり啓蒙したり何もしていない。機会があればお手伝いしても良いのだけれど出来が悪かったからお声がかからないんですな。(爆)

<最後に>
 協力隊員としてどこまでやって活動を終えるか考え、帰国後何をするか考え、今後どう生きていくか考え終わった一年だった。 2006年も色々と考えることはあるのだろうけれど今よりも前に進めるようにしたい。

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