統一地方選挙

選挙ポスター2004年10月17日、日曜日。エクアドルで州知事、市長、州議会議員、市議会議員などを決める選挙があった。18歳以上のエクアドル人は選挙が義務付けられておりもし投票しなかったら数年間、外国へ出られない、仕事に就けない、学校に入学できないなどのペナルティを負わなければならない。また選挙の前々日の昼から選挙が終る日まで飲酒禁止。商店で売る事も禁止される。

投票日の1ヶ月以上前から候補者の写真と名前、番号が書かれたポスターを電柱や建物に貼り始める。宣伝車もあり候補者の名前と番号を盛り込んだ歌を大音量で流して走っている。名前と番号を書かれたTシャツを着て歩く支持者もいた。

選挙応援の車列候補者のポスターを貼った支援者の車が集まり長い行列を作っている事もあった。道路は渋滞してかなり迷惑。日本でこれと同じ事をしたら間違いなく反感を買うと思うがここでは長い行列を作ればこの候補者は凄いという事になり投票する人が増えるのだろうか?

他に荷台に綿菓子の機械を積んだピックアップ型の宣伝車で無料で綿菓子を配っているのを見かけた。日本だったら間違いなく公職選挙法違反。大らかな国です。

綿菓子カー結果は大都市のキト、グアヤキルは現職が再選。クエンカではクエンカ市長選に立候補した現アスアイ州知事が現職市長を破って当選した。彼は機材贈呈式後の食事会で見た事があり日本大使館と懇意にしているようだ。当選後にキトの日本大使館に立ち寄り大使と会談している姿が新聞に出ていた。彼がこのままどんどん地位を上れば日本としては万々歳なのかね?

市長と知事は4年毎に改選される。今回の当選者の任期は2005年1月〜2008年12月まで。次回統一地方選は2008年のおそらく同じ時期。この選挙の結果がエクアドルに良い影響を与えると良いのだけれど。

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