エクアドルのシステム管理

教室 ここでエクアドルの技術者について書いたが噂に聞くエクアドルでのシステム管理の実態を書く。システム管理をするにあたって必要なのは問題が発生する前の予測や予防だと思っている。いくら対策を練っても問題は発生するがしっかり対策していれば問題発生率は抑えられる。

 しかし、この国では予防という概念が非常に薄い。これはシステム分野に限った事ではなく医療分野でもそうらしい。病気になれば薬を飲めば良いという考え。それよりもどうやったら体調を維持できるか考え実施した方が病気になって苦しい思いをする回数も減るし効果的である。(ま、日本でも駄目な所は同じだけどね)

 講義でネットワーク管理の単元があり生徒に一通り説明した後にネットワーク管理って大変なんだなぁという感想が出た。どうやら問題発生時に解決すれば良いだけと考えていたらしい。

 中小企業は日本と同じく専任の管理者がいない所が多いので仕方ないと思う。しかし、大企業でもうまく管理できていないのには呆れる。大企業は少なくても10人以上の情報システム部門を持っているらしい。それでも大手銀行のATMやインターネットプロバイダーが使えなくなる事が多い。

 それでも利用者は大人しく現状に従っている。確かにこれでは良くなる訳がないか・・・

表紙へ/任地にて(エクアドル)雑記一覧へ