最後の日

隊員連絡所 エクアドル最後の日は十時頃に目を覚ます。同期隊員を見送り連絡所で眠っていたのだ。一緒に見送りに行った何人かの隊員も任地に帰ったらしく人は減っていた。ま、月曜日で仕事があるから当然だけどね。

 今日はまず事務所に改めて挨拶に行き、現金の何割かをトラベラーズチェックに両替し、友人にメールを送信してほとんどの時間が過ぎた。

 やっと用事が終わり連絡所に帰ると残っていた隊員は一人だけ。平日の夜九時半発の飛行機だから見送りは誰もいないと思っていたが有難い。出発の準備をしてまだ時間があったのでもう一人私の後に到着した隊員と三人でワッフル屋へ。『二年間は終わってみると速い』『日本に帰ったらどうするか』と月並みな話をして時間が過ぎた。

見送りに来てくれた人たち そして約束の十九時。携帯電話のベルが鳴り数日分の服と数冊の文庫本を入れたリュックを背負いA3サイズのパソコンバッグを肩から提げ、世話になった隊員連絡所を後にする。荷物の少なさに驚かれるも車内へ。携帯電話と連絡所の鍵を返却。これでエクアドルでやるべき事は終わった。

 見送りは隊員三人と調整員、現地職員の合計五人。月曜の夜だというのにこれだけ集まってくれて本当に感謝。朝と夜に我々を護送した(笑)調整員が眠そうだったので挨拶をし、礼を告げチェックインカウンターへ入った。

 もうすぐおいらのエクアドル滞在が終わる。。。

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